想像もしなかった、悪夢の開幕5連敗。今季成績は1勝6敗。1勝止まり16年以来となる。開幕前のインタビューで、須永恭通ヘッドコーチは新人、移籍選手、既存のベテラン陣とがうまく融合した今季のチーム状態を「これまで以上のチームになるのではないかと手ごたえがある」と期待感を示していた一方で、「怖いのはケガだけ」と話していた。その悪い方が当たってしまう結果となった。
最も象徴的だったのは、今季唯一のホームゲームだった東京ガスクリエイターズ戦。それまで開幕から4連敗中だったライズは、1000人を超える地元ファンの応援を背に今季初勝利を届けるはずだった。ところが、主戦QBのジミー・ロックレイが負傷交代すると、ケガ人続出で苦しい台所事情を露呈する。後半、副将の田中喜貴がインターセプトし、「流れはこうやって変えるんだ」と雄たけびを上げてチームを鼓舞すると、反撃ムードになりかけたが、代わりにQBを務めた小林貴紀が誤算。小林が逆にインターセプトを繰り返すなど痛いミスが目立ち、流れを戻せぬまま無情の終戦。試合後、須永ヘッドコーチは肩を落とし、絞り出すような声で「自滅した。何とか選手の状態を上げて改善したい」と答え、チーム浮上のきっかけを探ったものの、糸口は見出せず。最終節のオール三菱ライオンズ戦も終盤に逆転を許す痛恨の敗戦を喫し、今季をわずか1勝という、過去にない戦績を残す形で幕を閉じた。
だがまだ、ライズの戦いは終わっていない。最下位の代償として、入替戦を戦わなければならない。相手はアサヒビールシルバースターに決まった。12月22日(日)、富士通スタジアム川崎で午後2時キックオフ。絶対に負けられない戦いだ。必勝を果たし、来季逆襲への足掛かりにする。
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
「念願」給食室が完成4月26日 |
|
駐車場がない!衣料店が解決4月25日 |
|
変わりゆく花火大会4月25日 |
|
|
<PR>