「コロナで従来通りのイベントができないのなら、やり方を変えてみよう――」。
市内の子育て世帯への情報発信を行うサイト「こみかる・きっず相模原」(長沢亜希子代表)は、これまで公民館で行っていた子ども服の無料譲渡会を、Webサイト上で始めた。
代表の長沢さんが市内の子育て関連イベントやサークル紹介などのお役立ち情報サイトを立ち上げたのは12年前。その中のイベントとして年数回、星が丘公民館などで子ども服の無料譲渡会を実施していたが、今年は6月の開催が新型コロナウイルス感染症拡大防止のため断念。第2波への対応として一時的にWebサイト上での「たすけあい おゆずり活動」を5月上旬から開始した。
同団体に「次の人に使ってほしい」と長沢さんの元に集まった子ども服・グッズを、同サイト上で画像付きで掲出。希望者は、欲しいアイテム名や受け渡し方法について明記しメールする。大型の物品は同サイトが仲介役となり、希望者が所有者宅へ取りに行く。
寄付も受付中
長沢さんはこの活動をコロナ禍で収入が減り、生活が困窮している家庭にこそ役立ててほしいと考える。「長引く自粛生活の影響で、相談機関とうまくつながっていない家庭もある。子ども服の受け渡しがコミュニケーションの小さなきっかけになれば」と話す。
現在サイト上に掲出されているのは30〜40アイテム。新生児から150サイズくらいまでの服や、ベビーカーや子ども用品なども並ぶ。不用品の寄付も受付中。閲覧は「たすけあい おゆずり活動」で検索。問い合わせは【携帯電話】080・1121・1806または【メール】yugonmama3@ gmail. comへ。
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