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市内在住二木さん 食籠「ゆかりの君」が入賞 拓青芸術協会展

文化

掲載号:2020年8月27日号

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賞状を手にする二木さん(上)・受賞作品「ゆかりの君」
賞状を手にする二木さん(上)・受賞作品「ゆかりの君」

 市内在住の陶芸家・二木好文さん(72)がこのほど、大阪で開催された、第35回記念「拓青芸術協会展」で毎日新聞社賞を受賞した。

 受賞作品は食籠「ゆかりの君」。食籠とは表千家の茶会で使用される菓子鉢のことで、ゆかりは古語で紫色を表す。その名が示すとおり、陶磁器の表面にかける釉薬によって生まれた青や紫の色が味わい深い作品だ。

 薬の量や温度によって世界に1つだけの色を表現する釉薬の調合は二木さんいわく「科学の世界」。「通常はマンガンを使って紫を出すけれど、これはコバルトとマグネシウムを使った。何言ってるか普通の人はわからないよね?」と笑いながら説明する。今回の作品は「自分のイメージとマッチするものができた。4、5枚、背後霊がいるけど」と、失敗を経て完成した自信作の受賞に喜びの表情を見せる。

 二木さんは北海道出身。福島の日本大学工学部で機械工学を学び、卒業後はフイルムやカメラ、複写機などを生産する会社で技術職として勤務した。退職後、ふと目にした雑誌記事で釉薬や結晶釉を知り「自分にもできそう」と思い、陶芸を開始。1年間、陶芸教室に通いながら釉薬を研究し、2003年に市内に工房を設立した。翌04年に陶芸美術館「花の器コンテスト」で初入選を果たす。以降、「自らを進歩させるため」と、年に2、3回公募へ出展。10年に世界最古のエジプト青釉を使った作品「エジプトの栄光」で陶芸財団展インテリア大賞、18年には「結晶釉の華筏」で同展文部科学大臣賞を受賞した。今後も「自分で考え、実験し、新しいことへの挑戦を続けていきたい」と語った。
 

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