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「市民元気に」花火打ち上げ 実行委 雨にも負けず75発

社会

公開:2020年10月1日

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クラファンの返礼と医療従事者への感謝も込めて打ち上げられた花火
クラファンの返礼と医療従事者への感謝も込めて打ち上げられた花火

 相模原納涼花火大会実行委員会(久野新一実行委員長)は9月26日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で通常開催が中止となった同花火大会の代替事業として、淵野辺公園隣接地で打ち上げ花火を実施した。

 同花火大会だけでなく、全国各地で行事の中止が相次いでいることから、「コロナで落ち込んだ市民を元気づける」ことを目的に同実行委が企画した「相模原納涼花火大会2020 さがみはら元気花火」の一環。昨年10月の台風19号による増水で被害を受けた、相模川河川敷の整備費用などを募るクラウドファンディングへの謝礼の意も込められた。

 今回は、9月から11月にかけて3回を予定する打ち上げ花火の第1弾として実施。当日は細かな雨がぱらつく中、およそ5分間、2〜4号玉75発が華やかに夜空を彩った。中でもこの日は、新型コロナと闘う医療従事者への応援と感謝の気持ちを表す青色の花火が39(サンキュー)発打ち上がった。

 3密回避のため会場は非公開とされたが、周辺に居合わせた人々からは歓声が上がっていた。久野実行委員長は「あいにくの天気だったが、無事にできてひと安心」と胸をなでおろし、「コロナ禍で皆さんにお集まりいただけず心苦しいが、継続していく中でより幅広く市民の方に届くような花火にしたい。この花火を見た方、聞いた方が前向きな気持ちになってくれたら」と話していた。

 第2弾は10月24日(土)午後7時を予定。「中央区誕生10周年記念」と冠し、4号玉10発を含めた75発の花火が打ち上がる。第3弾は11月の予定。いずれも荒天中止で、会場は非公開。

クラファン11日まで

 同実行委では、10月11日(日)までクラウドファンディング「さがみはら元気花火エイド」を実施している。支援金は河原の整備や安全な河川敷の運営・管理、花火の打ち上げに使われる。目標額は300万円。9月28日現在で、約150万円が寄せられている。久野実行委員長は、「来年以降の開催のため、無駄なく行き渡るようしっかり考えています。引き続きご協力をお願いします」と話している。

 詳細は実行委広報担当の梶山さん【携帯電話】090・3590・8152、または同花火大会公式ホームページへ。
 

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