ガイドブックを手にする新磯コンシェルジュのメンバー
南区新磯地域の文化や歴史を紹介し、継承する「新磯コンシェルジュ」が３月３日に誕生した。新磯公民館主催の成人学級で学んだ有志８人で結成。「魅力発信の旅ガイドブック 新磯コンシェルジュ」を発行し、４月から新磯を訪れる人たちの案内を開始する。
成人学級に参加した受講生らは、市内各地の歴史や文化を学習する際に、その地域の人から様々な話を聞く機会があった。それらの地域では、各地から訪れるサークルなどに対して現地案内役などを仕切る組織体制が整備されていることを知ったという。そこで、魅力の多い新磯地域でも、活性化や観光事業の観点から受け入れ体制の整備が必要と考え、結成に至った。
同時に、新磯の魅力や昔話、歴史遺産などをまとめたガイドブックも制作した。コンシェルジュの代表を務める米田勝さんは「新磯の魅力を１人でも多くの方に知って頂きたい。また、新磯の子どもたちにも歴史を伝えていきたい」と話す。副代表の安藤和代さんは「成人学級ではとても楽しい経験ができた。改めて新磯の歴史を知り、昔ながらの風習などを広めていきたい」と意気込む。４月以降、５人以上の団体やグループで申し込むと、日程などを調整して案内を行う予定だ。問合せは同公民館【電話】０４６・２５６・１９００。
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