相模原市は4日、コカ・コーラ ボトラーズジャパンと「フードロス対策自販機による実証実験に関する協定」を締結した。これにより同日から市役所本庁舎1階ロビーに、賞味期限が近くなった飲料を通常価格より安価で販売することでフードロスを防ぐ自動販売機が設置された。この取り組みは県内では初となる。
同社は市と連携して達成に向けて取り組む「さがみはらSDGsパートナー」に登録している。同協定はその連携事業の一環として締結。「フードロス対策自動販売機」の設置を2023年3月31日まで実証実験形式で行う。市と同社はこの取り組みを通して市民へ食品ロス削減の意識啓発を図り、SDGs達成につなげていくための有効性を検証する。
自動販売機では通常製品も販売されるが、余剰在庫となり賞味期限が約2カ月後に迫った「コカ・コーラ」をはじめとした飲料を通常より数十円程度安価で販売。このような製品は品質に差はないものの、通常は廃棄される。飲み物のラインナップは季節やその時の余剰製品によって変わる。
この自動販売機の売上の一部は市へ寄付され、SDGsの推進に寄与する事業の費用として使用される。
締結式で本村賢太郎市長は「フードロス対策はSDGs達成のために必要不可欠な脱炭素、飢餓や貧困を乗り越えることにつながる。この自動販売機は市民の皆様にも親しみを持ってもらえるだろう」と話した。同社の市川朋弘関東地区統括部長は「SDGsパートナーとしてこの実証実験を成功させたい」と意気込んだ。
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