「淵野辺駅南口のまちづくり事業」についての市民検討会が6月26日にリモート形式で開催され、各調査結果などを踏まえ議論した。
同駅南口の町づくりについては、老朽化した市立図書館や大野北公民館などの公共施設の将来的な在り方をはじめ、鹿沼公園の今後の方向性を決めていく上で地域住民や学識経験者などの有識者による検討会を設立し、これまで議論が進められてきた。コロナの拡大防止に伴い昨年1月に開催されて以降、検討会が見送られてきたが、書面による検討会を経て今回、リモートによる11回目の検討会が開催された。
会ではインターネットとモニターによる市民アンケートの調査結果を公表。どちらも主に財源の確保を重視する回答が多かったほか、鹿沼公園や公民館、図書館などの施設の配置をめぐる各検討パターンについても「共感できる」や「どちらかと言うと共感できる」といった回答が多く見られたことを委員らで確認した。
アンケート結果について市の事務局は、各検討パターンが市民から一定の理解を得られたとする見方を示しながら、財政面を今後の大きな検討課題とした。一方で、委員からは議論が詰め切れていない点への懸念や、年内いっぱいの任期中に検討を進めていく際に残された日数が少ないことから、会の進行を不安視する声などが上がった。
市行財政構造改革プランに関する説明では、複合化を手法としたBランクでの「維持」の方向性を改めて確認。検討会での検討結果を元に、市として進めていくべき事業と位置付けられている点が示された。
次回、第12回市民検討会では各検討パターンの決定時期などを決めていく方針。検討会は年内にあと4回開催していく予定となっている。
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