ジャパンラグビー リーグワンの三菱重工相模原ダイナボアーズがディビジョン1(D1)への昇格を決めた。「D2優勝・D1昇格」を目標に掲げて臨んだシーズン。勝っても負けても揺らぐことのないチームや仲間への信頼が、最終的に昇格を手繰り寄せた。
「D2優勝・D1昇格」を目標にチームは開幕から9連勝。しかし最終戦で逆転負けを喫すると順位決定戦も連敗。D2優勝と自動昇格を逃し、D1チームとの入替戦に回ることになった。
3連敗で崖っぷちに立たされたチームだったが、浮足立つ選手はいなかったとマネージャーの村上崇さんは語る。「開幕前から目標が明確で、皆『そのために何をすべきか』に集中していた」と入替戦の様子を話す。負けられない戦いで力を発揮したのは今年のチームの強みであるディフェンス。低く鋭いタックルで相手の攻撃の芽を摘み、連敗のうっ憤を晴らすような戦いで連勝。D1昇格を手繰り寄せた。
6月14日に市役所ロビーで開かれた昇格報告会でキャプテンの土佐誠選手は「やっとスタートラインに立った。これからもいい準備をして、『相模原にダイナボアーズあり』と胸を張ってもらえるような良いラグビーで結果を残していきたい」とファンに約束。副キャプテンの安江祥光選手は「ファンの皆さんには2試合多く観てもらえたし、ハラハラドキドキしてもらえたのでは」と語り、集まったダイナメイトの笑いを誘った。
昇格決定の4日後、グレッグ・クーパーヘッドコーチやマイケル・リトル選手らの退団発表に衝撃が走ったが、安江選手は「誰が試合に出ても負けない環境作りができている。信じて闘っていけば結果はついてくる。それにダイナボアーズにはスタンドを緑に染めてくれる日本一のサポーター『ダイナメイト』がいるから」と力強く語った。
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