社会人アメフトX1リーグSuperの東日本の頂点を決める「パールボウルトーナメント」の決勝が6月18日、富士通スタジアム川崎(川崎市川崎区)で行われ、ノジマ相模原ライズはオービックシーガルズ(千葉県習志野市)に7対9の僅差で惜しくも破れるも、準優勝となった。ライズの準優勝は初めて。
コロナで4年ぶりの開催となったパールボウルトーナメント。Xリーグの春季の公式戦として位置付けられる。東日本に本拠地がある8チームが出場し、決勝の舞台「パールボウル」の出場をめざす。秋のリーグ戦に続く規模の大会としても知られている。
ライズは5月14日のトーナメント初戦にアサヒビールシルバースターに14対3で快勝し、5月28日の準決勝で富士通フロンティアーズを16対13で敗り、念願の決勝に駒を進めた。
決勝の相手は強豪オービック。ライズにとって18年以来、4連敗中の宿敵。試合は両チームのディフェンス陣が堅守し、互いに得点を許さない展開となった。第2クオーターにオービックが3点を先制し、そのまま最終の第4クオーターを迎える。オービックがFGを2回決めて9点差に。終盤ではライズが猛追して2点差と迫るも、逃げ切られて優勝を逃した。
ライズの城ヶ滝一朗ヘッドコーチ(HC)は「チーム初のボウルゲームに出場できたことはうれしい。でもやはり勝ちたかった、多くの応援してくれるファンの期待に応えたかったので悔しい」と話す一方、「HCに就任して初めてのパールボウルだったが、準決勝で昨年の王者である富士通に勝てたことは、個人的にもチームとしても凄く自信になった。秋までには、オフェンス・ディフェンスともにランプレーの強化が必須」と気を引き締める。
ライズファンで南区在住の40代男性は「準決勝で王者の富士通に勝ち、オービックともこれだけの接戦になったのは実力がついてきた証拠。秋のリーグ戦が楽しみ」と期待を膨らませる。
本番の秋へ収穫
ノジマ相模原ライズは、金融危機のため2008年で廃部となったオンワードオークスを前身として09年に設立。「日はまた昇る」をスローガンに「相模原ライズ」としてスタートした。11年には家電量販店の「ノジマ」とスポンサー契約を結び、ノジマ相模原ライズとして活動し、以後X1リーグの強豪として活躍している。昨年の秋季大会はグループAに入り3位でプレーオフに勝ち進んだが、準々決勝でオービックに敗れた。
城ヶ滝HCは今期のチームを「1〜3年目の若い選手の活躍が目立っているチームでアグレッシブなプレーが多く勢いがある。目指すべきチーム像はHCに就任してからずっと変えていない。『日本一にふさわしいチーム』。一人ひとりが日頃から、人として日本一にふさわしい行動を取れる集団を目指していきたい」と話した。
秋季リーグ戦は9月9日に開幕の予定。
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