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接戦制し5年振り優勝 相模原クラブ南関東へ

スポーツ

公開:2013年5月16日

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「一試合完全燃焼を合言葉にチームが一丸となった」と岩永監督
「一試合完全燃焼を合言葉にチームが一丸となった」と岩永監督

 第38回クラブ選手権神奈川県予選(兼第84回都市対抗野球神奈川県1次予選)の準決勝、決勝が4月30日に等々力球場(川崎市)で行われ、田名の社会人硬式野球チーム相模原クラブ(藤田眞三代表)が5年振り3度目の優勝を果たした。今大会の成績により、8月3日から開催されるクラブ選手権南関東予選への切符をつかんだ(今大会の上位2チームが出場)ほか、都市対抗野球大会西関東2次予選への進出(5月19日開催)、神奈川工科大学杯(6月22日開催)の出場権も獲得した。

両エース好投新人も奮起

 クラブ選手権南関東予選への進出がかかった準決勝は、優勝候補の大本命・横浜金港クラブと対戦。左のエース新堀が先発、右のエース田中が継投する総力戦で2対1の接戦を制した。

 続く決勝はシードの横浜球友クラブを倒し、勢いに乗る横浜ベイブルースが相手。準決勝で両エースを使い果たした同クラブは、この試合が初登板初先発となる新人・北浦をマウンドへ。北浦は立ち上がりを攻められ、4回終了時点で3失点。頼みの打線も10残塁の拙攻で、奪った得点は押し出しの1点のみと劣勢に立たされた。しかし、この嫌な流れを新井、溝口というベテラン二人のタイムリーで5回に追いつくと、続く6回、キャプテン岩澤の犠牲フライで勝ち越し。北浦も6回以降は立ち直り、終わってみれば相手打線を6安打に抑えての初完投で4対3の勝利だった。

 南関東予選に向け、岩永監督は「夏のダブルヘッダーを勝ち抜くため、新堀、田中以外の投手を2人育成したい」と方針を語った。今大会で好投した北浦など若い世代の育成に努め、全国大会への出場をめざす。
 

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