「マイナンバー制度」に対する相談窓口として、相模原市が独自に設置した専用コールセンターへの相談件数が急増している。
10月13日に設置された「相模原市マイナンバーコールセンター」への相談件数は、10月末の時点で265件だった。しかし11月に入ると、1日から緑区で、22日から中央区と南区で配達が始まったことなどが影響し、問い合わせが殺到。12月3日までで約2600件に上った。12月は1日250件超で推移している。
約3万世帯の不着見込む案内通知郵送を予定
マイナンバーの通知カードは10月5日時点の住民票記載の住所に簡易書留で郵送している。すでに緑区では配達を終えており、中央区と南区は6日までかかると見込んでいた(取材は12月4日時点)。
差出人である市には受取人不在などによる返送が相次いでおり、担当の市区政支援課は「全体の約10%の約3万世帯分が不着になるのでは」と見通す。コールセンターへの相談においても「不在で受け取れなかった」「郵便局の保管期限が過ぎてしまった」といったものが大多数を占めている。
市では郵便局での保管期間経過などで、通知カードを受け取ることができなかった人に対し、後日、受取についての案内通知を郵送する方針。広報紙でもマイナンバーの周知を徹底する。受取は現住所のある区役所区民課窓口となる方向で現在調整を進めている。
市マイナンバーコールセンターは【電話】0570・05・0170(電話料有料)、平日午前9時〜午後6時まで対応。開設期間は2015年12月28日まで。
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