「OsagaLink」のロゴ
子どもたちの見守りや支援を通じて、地域につながりをつくる活動を行う「ＴＳＵＮＡＧＡＲＩ ＵＮＩＴＥＤ」（遠藤靖明代表）と、子育て支援施設「オハナ」（横山台／村田かなえ施設長）が協働で、このほど「ＯｓａｇａＬｉｎｋ（おさがりんく）」プロジェクトを始動した。
きょうだい間や友達同士、近所で使えるものを生かすために習慣化されてきた「おさがり」。同プロジェクトは、そんな日本の文化を地域全体に広げることで、物を大切にするとともに、共助の心を育むことを目的としている。
プロジェクトでは、児童養護施設や母子生活支援施設、シングルマザー支援協会などに働きかけ、子どもたちの身の回りで不足している物を聞き取り調査し、「おさがり」として欲しい物を同団体が運営するＨＰ内のブログやＦａｃｅｂｏｏｋから発信。集められた物品を「オハナ」に保管していくという。
子どもの貧困率や虐待相談件数が年々増加している昨今。そうした状況を少しでも変えようと「地域の大人ができることからやっていきたい。オハナがおさがりのストック拠点になることで、子育てに困ったり、見守りや寄り添いが必要な人にとって、『モノ』と『ココロ』をつなぐ新たな交流拠点になれば」と遠藤代表は話している。
同団体ではこのほか、子どもをテーマとした勉強会や児童養護施設の子どもたちの退所後を見据え、サッカーやボール遊びなどを通じて地域につながりをつくる活動、経済的理由で部活動を始められない子どもたちに道具の購入資金を支援するプロジェクトを企画・運営している。
詳細は、同団体のＨＰまたは遠藤代表【携帯電話】０８０・５４０８・７０６０へ。
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