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「食」がつなぐ地域の輪 市内唯一 特養の「子ども食堂」

教育

公開:2018年5月3日

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(上)スティックパイを作る子どもと高齢者ら=4月22日(下)全員で集まり食事をとる利用者
(上)スティックパイを作る子どもと高齢者ら=4月22日(下)全員で集まり食事をとる利用者

 共働き世帯やひとり親家庭の増加による「子どもの貧困」が社会問題となっている昨今。経済的理由などで学習塾に通うことが難しい子どもを対象にした「無料塾」や、無償や安価で食事を提供する「子ども食堂」などの活動が市内でも広がりを見せている。

 市こども・若者支援課によると、市内には13の無料塾と26の子ども食堂が存在する(数値は昨年度中で、市が把握するもの)。多くは個人やNPO法人の運営であるが、市内で唯一、福祉施設として「子ども食堂」を運営するのが(社福)東の会が運営する特別養護老人ホーム「みたけ」(中央区下九沢)だ。

高齢者との交流も

 同施設では福祉事業とともに地域貢献活動の役割を担うべく、昨年8月から地域の子どもたちや高齢者向けに月に一度「子ども食堂」を開催している。4月22日の会では、作の口小や大沢中(ともに緑区)などの児童・生徒や近隣団地の高齢者ら約25人が利用。皆でいちごジャムやスティックパイなどのお菓子作りや、色紙にメッセージを描くカード作りなどを行いつつ、夕食の時間をともに過ごした。これまでの活動を通じて利用者間の交流も深まっており、中学生が児童らを気にして面倒を見たり、中には「おばあちゃんと友達になった」と嬉しそうに話す児童もいるという。

 活動の主導者の一人である同施設職員・駒崎万寿子さんは「皆さんの楽しそうな姿を見ると『やって良かった』と思う。今後も継続したい」と話している。次回の子ども食堂は5月20日(日)を予定。希望者は3日前までに要予約。問合せ・申込は同施設【電話】042・700・0277駒崎さんへ。

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