大勢の地域住人が盛り上がった本宮＝7月28日、上溝
200年以上の歴史を持つ伝統の「上溝夏祭り」が７月27、28日に開催された。台風による悪天候が心配されたが、両日共に快晴。宵宮の27日は10万人、本宮の28日には30万人が集まり、上溝のまちは熱気であふれた。台風の影響で宵宮が中止になった昨年より、10万人多い来場者数となった。
今年は11基の神輿と８台の山車が一堂に会した。28日の午後5時の式典では、本村賢太郎市長の拍子木で渡御と山車の巡行が一斉に開始。沿道は見物する人であふれ、活気のある神輿や立ち並ぶ個性豊かな露店などを思い思いに楽しんでいた。
昨年上回る40万人が熱狂
各自治会員の担ぐ神輿は上溝本町交差点付近に設置された祭典本部前が一番の見せ場。威勢の良い掛け声とともに、「神輿もみ」といわれる上下左右に揺らしながら担ぐ上溝特有のダイナミックな担ぎ方で、観衆を圧倒した。ミスタードーナツ駐車場前に設けられた演芸ステージでは、今年もお笑いライブやダンスステージなどが行われ、常に人でにぎわっていた。
上溝夏祭り実行委員会の小林充明会長は「例年以上の意気込みと熱気で、盛大な祭りができた。来場者の皆様も喜んでくれてよかった」と笑顔を見せた。
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