「苦労もありますがやりがいもあります」と藤川さん
日々の茅ヶ崎に関する情報を配信するインターネットのＦａｃｅｂｏｏｋページ「茅ヶ崎情報」。このページの閲覧者数を示す「いいね！」登録数が２月27日に１万を超えた。
茅ヶ崎情報ページは市民や茅ヶ崎に興味のある人に向けて、行政発信のお知らせや街の催し、風景写真などを１日に５本ほど配信している。ほぼボランティアで運営しているのは藤川忠彦（ただひろ）さん（52）＝幸町在住＝ら３人。メンバーそれぞれが情報と写真などを随時アップしている。
最近では大雪の時に交通機関の情報や帰宅困難者の緊急避難先などを配信。「ページを見ていた人の情報シェア等で６万人ほどにリアルタイムの情報が届きました。５００人ほどのページでは出来なかった広がり方だと思います」と手ごたえを語る藤川さん。
ページ立ち上げは２０１１年２月。スタート直後に東日本大震災が発生したが、市内の震災関連情報などを黙々と配信し続けた。「見て頂いた方々によって情報を拡散して貰ったり、コメントを頂いたりしてやりがいを感じました。３年間で１万人という数字はそういった方々のお蔭です」
時間や費用など苦労も多いが、茅ヶ崎の魅力を発信することで街への恩返しという思いも込めて活動する藤川さん。今後は集まった情報を配信するだけではなく、独自の取材も発信していきたいとのこと。「茅ヶ崎だけでなく色々な街に小さなメディアが増えていけば街は良くなると思います。そういった広がりにも協力していきたいですね」と意気込みを語る。同ページはＦａｃｅｂｏｏｋから「茅ヶ崎情報」で検索を。
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