無線機を活用したネットワークで地域防災の仕組みを作ろうと活動していた市民有志がこのほど正式に「生き抜く力を育む協議会(声のリレー)」を設立し、活動を本格化させる。
声のリレーの代表、小川裕暉さんは市内飲食店の経営者。「大地震などが発生した際、来店者やスタッフが店舗に閉じ込められるなどの被害に遭っても、きちんとした情報伝達が出来れば被害の拡大を防げるのでは、と思ったことがきっかけです」と話す。
当初は飲食店同士の繋がりを模索していたが、より広域な地域コミュニティ力の向上が防災には必要だということで、正式に団体を設立。店舗オーナーに加え、無線に強い船舶関係者や自治会関係者もメンバーに迎え、今後は地域間でのネットワーク構築を目指した活動にしていきたいとしている。
より多くの中継ポイントを設けることで細かな情報伝達が可能となるが、無線機が有償となるため防災への事前理解を得る啓発活動も必要となってくる。「地域の住民同士が協力できる声のリレーで、自分たちが暮らす茅ヶ崎の防災力向上に繋げていきたい」と小川さんは意気込みを話す。
この取り組みへの問い合わせは声のリレー事務局【電話】0467・87・1529(大栄建設工業(株)内)へ。
|
<PR>
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>