アレセイア湘南高等学校で6月25日に「外務省高校講座」が開かれ、2年生185人が現役の外務省職員から現代の世界情勢について話を聞いた。
高校生に国際社会や外交官の職務を学んでもらおうと外務省が4年前から実施している出前講座で、2015年度は全国で116校が選出された。県内ではアレセイア湘南高を含む4校のみ。
この日、講師として同校を訪れたのは、外務省総合外交政策局国連企画調整課の安保愛(あぼうあい)さん。東京外語大学を卒業後外務省に入り、米・露での3年間の留学を経て、在ロシア大使館に勤務。日露会談の調整や通訳などを務めた経験をもつ。
講演では「グローバル社会で生きていく〜自分の世界を思いっきり広げよう」と題し、安保さんが海外生活で気づいた各国の価値観の違いや外国語を学ぶ重要性、国際連合の役割、外務省の仕事、やりがいなどについてプロジェクターを使って解説。「他国の文化や人に触れ、これまで当たり前だと思っていたことが覆される経験を何度もすることで世界が格段に広がった」と自身の経験を語った。
また「興味が沸いたものにはとりあえずチャレンジする」「自分の世界を広げようと意識的に努力する」など5つの事項を高校生の今から心がけてほしいと呼び掛けた。
参加した生徒は「自分も安保さんのように誇りを持ってできる仕事に就きたい」「自分ももっと気軽にチャレンジしていきたい」「他の文化をもっと知り、視野を広げて自分の将来を考えたい」と感想を語った。
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