社会福祉法人翔の会が3月18日、東日本大震災で被災した福島県いわき市の施設入所者たちの受け入れを行った。
受け入れたのは社会福祉法人エル・ファロのグループホーム「リバーサイドSIN」の入所者7人と職員4人。「(震災当日は)道路が陥没し、近所の人たちも含め施設に約50人が避難して一夜を明かしました」と話すのはエル・ファロの猪狩久美事務局長。食料・水不足に陥る中、職員は入所者に寄り添い続けたという。そして、ネットワークを駆使して、残されたガソリンで茅ヶ崎にたどり着いた。
救う会立ち上げ
「水が出るよ」。入所者たちが茅ヶ崎に着いて発した言葉。被災地では水が出ず、避難所は機能していなかった。また、重度の障害者を抱えており24時間付き添っていなければならず、給水所に水を取りに行くことも出来なかった。「とてもじゃないけど無理。ガソリンがなければ行きたくても行けなかった」
18日は翔の会の施設に宿泊し、19日からは社宅に泊まっている。「周りの方たちの支えがありがたい。一番困る薬の手配もしてもらいました」と猪狩さん。
さらに、有志たちが集い「エル・ファロを救う会」を立ち上げ、21日からは避難生活資金を確保するための募金活動を実施している。「皆さんのおかげで不自由なく暮らせています。本当に救われました」と猪狩さんは感謝しきりだった。
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