子育てをする母親世代が中心となって活動する「茅ヶ崎トラストチーム」(高橋玲子代表)が11月19日に浜須賀小学校で「茅ヶ崎まるかじりプロジェクト『The サバイバル2011』」と題した防災イベントを実施した。
同チームは浜須賀地区で活動する団体。小学校の校庭を遊び空間にする「浜っ子パーク」のほか、食を通じて交流する「eco・cafe・Smile」、地域資源を活用する「茅ヶ崎まるかじりプロジェクト」などを企画運営している。防災に特化した催しとしては昨年に引き続き今回で2回目で内閣府が主催する防災教育チャレンジプランの一環として位置づけられ、行われた。
実践型の防災訓練を
当日は小学生を主に、チームスタッフや地域住民ら約80人が参加。イベントは子ども達が集中できるよう10のミッションを与えたゲーム形式で進行。ジャッキアップや毛布担架、目隠しによるトンネル通過など多岐にわたる内容にチャレンジしたが、中でも地域性を考慮した津波訓練は秘密のミッションとして実際に地震速報と津波警報を鳴らす念の入れ様で、5分間のうちに校舎3階まで避難出来るかを試した。
高橋代表は「3・11以降、とにかく体験していくことが大切だと再確認しています。(子ども達に)場を提供するのが私達の役割で、正しいことを教えるのが目的ではありません。これを機に自分で考え行動する力が養えれば」と思いを語った。子ども達は与えられたミッションを楽しみながらも真剣な眼差しで取組み、声を掛け合いながら協力する姿がみられた。実践部隊として指揮に当たった久能利香副代表はイベントを振り返り「遊びの中から緊急時の対応というものを身をもって感じてもらいたかった。体感して地域の防災力向上へとつながれば」と話していた。
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