寒川広域リサイクルセンター ４月から本格稼動へ ３月25日 一般見学会
圧縮機で資源物を成型後、業者に搬出される
茅ヶ崎市と寒川町が共同で整備を進めてきた資源物の中間処理施設「寒川広域リサイクルセンター」（寒川町宮山２５２４）が完成し、４月から本格稼動する。広域でのリサイクルセンターとしては県内初。
ごみ処理の広域化については、茅ヶ崎市は藤沢市、寒川町と共に「湘南東ブロック」に位置付けられている。２００８年３月「湘南東ブロックごみ処理広域化実施計画」を策定し、藤沢市は藤沢市のみで、茅ヶ崎市は寒川町と連携してごみ処理を行う方針を決定。可燃物は茅ヶ崎市で、資源物は寒川町の同センターで処理を行う事になった。
同センターは鉄骨造（一部鉄骨鉄筋コンクリート造）の地上２階建。延べ床面積は４３４８・３１平方メートルで、リサイクル棟など５つの施設からなる。処理対象はびん・かん類、ペットボトル、プラスチック製容器包装。金属、布類、廃食用油、紙類（一般搬入のみ）については保管となる。処理量は１日55・５ｔ（茅ヶ崎44ｔ、寒川11・５ｔ）を見込み、総事業費は14億９０８７万４０００円。このうち約３分の１を国の交付金で、残りは排出量に応じて配分され茅ヶ崎市が79％、寒川町は21％を負担する。
４月からの同センターの稼動に伴い、茅ヶ崎市では新たにプラスチック製容器包装が資源物として扱われることになる。３月９日に行われた１市１町の合同記者会見で服部信明市長は「センター完成に至り、新たなステップに入った。茅ヶ崎、寒川ともに意識を合わせ（資源化率向上にむけ）市民に協力を求めていきたい」と話した。
開所式は３月25日（日）に行われ、午後１時30分からは一般見学会（茅ヶ崎市民・寒川町民対象）も開催。当日、直接会場で受け付ける。問合せは市環境部【電話】０４６７・８２・１１１１
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