障害などにより支援を必要とする児童・生徒が地域ボランティアや企業のサポートで就労体験を行っていく「ぷれジョブ」という全国的な取り組みが茅ヶ崎と寒川でも進められている。この取り組みを市内で実施しているのが有志によるボランティア組織「ぷれジョブちがさき・さむかわ」(高田浩暢会長)だ。
2003年に岡山県の教職員が始めたぷれジョブ。子どもの社会体験と同時に市民サポーターと仕事を提供する企業、双方の地域貢献意識の向上などもメリットとして挙げられる活動だ。ぷれジョブちがさき・さむかわは2013年に発足。事務などを担当するメンバー7人と1つの団体会員、市民サポーター5人が就労体験を希望する小中学生と活動を行っている。
現在は茅ヶ崎郵便局(市内新栄町)と寒川町の花き生産農園でそれぞれ週1回1時間の就業体験を半年間の期間で行っている。茅ヶ崎郵便局では毎週金曜日、中学1年生がサポーターと一緒に花壇の手入れや局内の整理などを担当する。同局の佐野厚司総務部総括課長は「本人にやる気があるので頑張っている姿を応援しています。仕事に就く際にはこの経験が役立てば良いと思います」と話す。
理解深める機会に
同団体事務局の行成文男さんは「時間をかけて子どもたちの成長を見守り、就労前に社会体験を行うことの意味は大きいと思います。またサポーターと企業も地域の一員であるという意識や、支援が必要な方への理解が深まれば誰もが暮らしやすい社会になると思います」と話す。
現在ぷれジョブちがさき・さむかわでは参加児童・生徒に加え、市民サポーターと受け入れ企業を募集中。詳細などの問い合わせは高田会長【携帯電話】090・2436・3436へ。
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