このほど、今宿小学校体育館で1年生123人による演劇発表会が行われた。
この日体育館には大きなステージが設けられ、仮設の客席に保護者らが詰めかけて、子どもたちの演劇を楽しんだ。
物語は、木を育てる子どもたちが力を合わせてトラブルを乗り越え、お互いの大切さも知っていくというもの。演技が始まるとざわついていた会場は静まり、ステージ上の子どもたちには視線が集中。悩みを抱える子の役、言葉をかける友達の役、風や雨を表現する役、木となって子どもたちを見守る役など、一人ひとりが自分に与えられた時間の中で精一杯に演じ、その姿を保護者らが温かく見守った。約40分の演劇が終了すると、客席からたくさんの拍手が送られ、中には涙を拭う人の姿もあった。
この演劇は同校が芝居を通じて子どもたちの自己表現力を養おうと、教育の一環で行っている。昨年5月頃から準備を始め、演劇指導や脚本には地元俳優で劇団「間」の原田亮さんらが協力。特設ステージは劇団「風の子」のメンバーらが制作した。
保護者の一人は「感動した。演劇に参加して家庭でも明るい子になった」と話し、主宰の原田さんは「芝居を通じ、気持ちを伝える事の大切さ、勇気を知ってほしい」と話した。
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