神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2015年7月3日 エリアトップへ

茅ヶ崎市出身 上田誠さん 「いつだって野球と共に」 今夏慶応高野球部監督を勇退

スポーツ

公開:2015年7月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
25年にわたって名門・慶応高校野球部の監督を務めた上田さん
25年にわたって名門・慶応高校野球部の監督を務めた上田さん

 高校球児たちの熱い夏が始まる―。今年は7月11日(土)に開幕する、強豪ひしめく神奈川県予選。その難関を突破し、春夏合わせて4回甲子園出場に導いた闘将がいる。名門・慶応高校野球部監督を25年にわたって務めた上田誠さん(57)=茅ヶ崎市出身=、その人だ。今夏をもって監督を勇退する上田さんに思いを聞いた。

 指導への意欲には燃えているが、若い監督の下で部員に育ってもらいたいという思いを優先し、勇退を決めた。後任は、約20年共に指導してきた自身の教え子が務める。「今後は新監督なりの味付けに期待する」と穏やかな口調で語る。「退任後も副部長として育成に携わります。部を離れるわけじゃないので、あまり引き留められなかった」と苦笑い。

 これまで春夏合わせて4度、甲子園出場に導いた。真面目に取り組みながら、野球を楽しむ”エンジョイ・ベースボール”という方針を貫いてきた。泥だらけになって泣いたり笑ったりすることが「高校野球の醍醐味」と熱い。監督の楽しさは卒業生と接するときに感じる。一緒に練習に励んだ教え子が「プロ野球選手だけでなく、様々な進路で活躍している姿を見ると嬉しい」と目尻を下げる。

二足のわらじで可能性を追求

 6歳で野球を始め、湘南高校時代はピッチャーとして県ベスト16の成績を残した。大学卒業後、見聞を広めるために世界を旅した後、周囲の勧めもあり教職に。桐蔭学園や厚木東高校での指導を歴任し、1990年から慶応高校に英語教師として着任、監督業との二足のわらじを履いてきた。

 教師としても、生徒一人ひとりに親身になって向き合うことを心がけている。「早起きは苦手と」話しながらも、早朝練習に付き合うこともしばしば。プライベートな時間も部員のことを考えてしまうほど打ち込んできた。二人の息子は野球以外の道に進んでいったが、父親として、それぞれの道を応援している。

 慶応高校の初戦は7月15日(水)。「夏の予選に全力を向ける」と、5度目の甲子園出場を目指す。また野球を通した地域貢献にも意欲的。自身が始めた、地元野球チームと同部が交流をする少年野球教室を15年間開催していたことも。双方にいい刺激を与えたと語る。「今後も野球を通して子どもたちの可能性を追求していきたい」と目を輝かせた。

馬肉専門販売店

1500円以上お買い上げの方、「タウン見た」でユッケプレゼント

https://rarea.events/event/112428

<PR>

茅ヶ崎版のローカルニュース最新6

稲門会 趣味の作品展

稲門会 趣味の作品展

15日から市民ギャラリー

5月3日

津波避難経路を確認

東海岸南一丁目自治会

津波避難経路を確認

うみかぜテラスで

5月3日

大岡越前祭に約3万9千人

大岡越前祭に約3万9千人

各所のイベントが盛況

5月3日

実験施設など見学

ハイテクメイト湘南

実験施設など見学

電源開発が事業説明

5月3日

青年海外協力隊描く

青年海外協力隊描く

映画監督すずきさん上映会

5月3日

マイクラ全国大会で入賞

マイクラ全国大会で入賞

「スポーツでクリーンなまち」表現

5月3日

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook