「この人、凄く働き者」。「やめて、あなたの方じゃない」。漫才のような小気味よい掛け合いが何度となく繰り返される―。
そんな「迷コンビ」ぶりで周囲を楽しませているのが柳島に暮らす青木利子さん(92)=写真左=と永野きみこさん(91)。二人は柳島自治会館で毎週月曜日に開かれる体操教室「柳和会」に通う体操仲間だ。
脳の体操にも
青木さんが入会したのは62歳。地域の人に誘われ軽い気持ちで通い始めて30年、雨の日も風の日も欠かさず足を運んでいる。「病気で入院したりして休んだけれど、退院してすぐ体操をはじめた。リハビリ代わりになったし、おかげで回復も早かった」と体操効果を自ら体現した一人だ。また体操やダンスを覚えることで「脳の体操」にも役立っているという。「体操の後は体が楽になる」。そう言うと急に前屈をはじめ、床に手が届くほどの体の柔らかさを披露した。
食べることが好きで、中でも寿司には目がない。「体操して、好きなものを食べるのが元気の秘訣。病院の検査でも全く問題はない」と誇らしげに話す。
「毎週月曜が楽しみ」
「健康のため」。永野さんが入会したのは71歳。大たい骨を骨折して入院した1カ月を除き1日も休まず通っている。畑仕事が好きで、教室の日以外は毎日足を運び作物の手入れや草刈りに精を出す。「月曜が楽しみでしょうがない」。体操はもちろん、地域の人との井戸端会議も楽しみの一つになっているようだ。
「まだまだ若い人には負けませんよ」と二人は口を揃える。元気の秘訣は運動と気の合う仲間との「おしゃべり」かもしれない。
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