鶴嶺中出身の長倉蓮君(17・高3)が、9月30日に行われた和歌山国体の高校野球硬式の決勝で、東海大相模高校の一員として中京大中京を下し優勝を果たした。今夏の甲子園と合わせて2冠を達成し「嬉しい気持ちでいっぱい。でも正直驚いています。甲子園以降チームの練習は1・2年生主体に切り替わって今まで通り練習できていなかったので」と率直な感想を話す。
「夏に『日本一』を勝ち取った学校として、負けられない思いを強く持って挑んだ」という今回の舞台。甲子園では6番を務めたが、今回はU―18ワールドカップで負傷した主砲・豊田寛選手に代わって4番を任され「プレッシャーはなかった。自分の役割を果たすことに徹した」。それでも大会序盤は、中々結果がついて来なかった。
原点に立ち返りフルスイング
そんな中「原点に立ち返り、フルスイングに徹してみよう」と練習時から心掛け、準決勝の智辯和歌山戦では5打数5安打2打点の活躍。「久々の感触だった」というホームランも飛び出した。さらに決勝でもタイムリーを放ち「4番としての責任感が打たせてくれた。強い気持ちでバッターボックスに入ったことが結果に繋がった」と振り返る。
守備では、夏同様に捕手として投手を支え続けた。今回は負傷したエース・小笠原慎之介投手に代わり、二枚看板のもう1人、吉田凌投手が連投。長倉君は「とにかくどんどん飛ばしていけ」と吉田投手に声を掛け「小笠原がいない中で良く踏ん張ってくれた」と話す。
今後については「甲子園を終えてから、大学進学後の目標が一層明確になった。その目標を達成できるように頑張っていきます」と意気込む長倉君。地元茅ヶ崎に向けて「これからもっと成長して、茅ヶ崎の皆さんの期待に応え貢献できる選手になりたいと思います。ご声援よろしくお願いします」とコメントを寄せた。
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