茅ヶ崎市立病院で11月14日、災害対応訓練が行われた。
この日は同院職員に加え茅ヶ崎市と寒川町消防署、湘南看護専門学校生ら約160人が参加。災害救護本部の設置から傷病者の救護活動、治療や搬送の優先順位を分類するトリアージ、他病院への搬送訓練などを行い、関係機関との連携の強化と相互理解を図った。
早朝にマグニチュード7・5、最大震度7の神縄・国府津―松田断層地震が発生したと想定して行われた同訓練。職員の登院が少ない初期段階に当直の職員が仮の災害救護本部を設置し、その後院内の各部署から集まる被害や負傷者情報を集計するなどの本部機能訓練が行われた。
またロビーでは傷病者が多数発生したことを想定したトリアージ訓練を実施。次々と運ばれるさまざまな傷病者に扮した専門学生や職員に医師や看護師が負傷箇所や症状を聞き、治療の優先順位をつけていた。
CMATも参加
また今回は消防と災害現場で救命活動にあたる「茅ヶ崎災害派遣医療チーム(CMAT)」との合同訓練が初めて実施された。市内で建物の崩落事故が発生したことを想定。段ボールや机を倒壊した瓦礫に見立て、下敷きになった傷病者をさまざまな装備を使って救出し、病院へ搬送するまでの救命訓練を行った。仙賀裕院長は「例年にも増して緊迫感のある訓練が実施できた。今回の訓練で見つかった課題や問題点を今後の災害対応に活かしたい」と話した。
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