リオデジャネイロ五輪のセーリング競技に日本代表として出場した高橋賢次選手(34・東海岸南在住)が、11月25日に母校の東海岸小学校と第一中学校を訪問し、「後輩」たちに五輪の報告と自身の小中学生時代の思い出などを語った。
小中学校側からの要望に、高橋選手が応じたことで実現した母校訪問。高橋選手は午前中に東海岸小、午後に第一中を訪れた。
校歌に思わず涙も
東海岸小学校では、児童の運営委員会が準備や当日の司会を担当。事前に校内にポストを設置して高橋選手への質問を募集し、会場の体育館に貼る「ようこそ高橋先ぱい」の書き文字や、入退場の際にくぐる紙花のアーチの飾りつけなどをして歓迎の準備を整えた。
当日、秦野裕子校長の先導で高橋選手が入場すると全校児童888人から大きな歓声と拍手が沸き起こった。高橋選手は「メダルは取れなかったけれど、みんながくれた横断幕が力になった」と話し、スクリーンに五輪の映像を映しながら競技や自身の日頃の活動について解説した。同小の3年時から競技を始めた高橋選手は「レースで勝つためには、何回失敗しても目標を見失わずに続けることが大切。みんなも一人ひとりが得意なことや好きなものがあると思う。それを大切にして一生懸命にやれば、きっと将来輝くことができる」と児童らを激励した。
児童からの質問コーナーに続いて花束が贈呈され、お返しに高橋選手から学校へ五輪出場を記念した絵皿が贈られた。最後に、訪問のお礼に児童全員から校歌の斉唱が送られると高橋選手が涙ぐむ一幕もあった。
秦野校長は「高橋選手の言葉から子どもたちが自分の目標に向けて頑張る力を得て、毎日を過ごしてもらえれば」と感謝を述べた。
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