市は、市内中海岸で2019年1月に開館が予定されている「(仮称)茅ヶ崎公園体験学習施設」について、実施設計が完了し今年度から本格的に事業を始動すると発表した。
同施設の整備事業は市が08年に策定した公共施設整備・再編計画19件の内の2件分にあたる。基本計画は、老朽化や耐震性能において大きな課題があった海岸青少年会館と福祉会館の機能を合わせた体験学習施設を茅ヶ崎公園内に整備するとして、09年に策定された。
建設工事と監理業務を合わせた2年間の総事業費予算は14億3650万4000円。施設概要は、延床面積3296・42平方メートルの地下1階、地上2階構造。海抜約7〜8mの地点にあり、津波一時退避場所としての役割も兼ね備える。
世代超えて利用市民つどいの場
地下は「多世代が集い、つながるスペース」として世代を超え多様な体験学習を実施する多目的室を設置。1階は「歩いて楽しい公園施設」を目指し、隣接する高砂通りへ利用者が自由に行き来できる通り抜け園路を整備。また幼稚園や小学校が集まる地域の特徴を想定し「子どもたちがのびのび過ごせる場所」として遊具のある「しおさい広場」や、旧海岸青少年会館の「オリーブ広場」を受け継ぐ「新オリーブ広場」などが配置予定。2階は「子どもたちが思いっきり遊べる場所」として食育などを想定した「はまかぜ菜園」などの設置を予定している。
施設名は仮称のものだが、市は「ネーミングライツなども視野に市民の方により親しみやすい名称を検討している」と説明した。
今後は、6月までに入札・仮契約の後、議会の承認と契約を経て7月から建設工事と監理業務を開始し、18年11月中の完成、および19年1月の開館を目指して管理運営手法の検討も進めるという。
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