市保育課が6月5日、今年7月以降開園予定の保育園施設など7園を公表した。昨年10月に打ち出した市内保育所待機児童対策の計画に基づいたもの。
7園の内訳は、小規模保育事業1園、事業所内保育事業2園、認定こども園4園となっている。
小規模保育事業は、主に0歳から3歳までの低年齢児保育に特化した施設。低年齢児は特に待機児童が多く、その解消に効果が高いとされている。
7月1日に「(仮称)サザンみらい保育園」(共恵2の3の17)が開園予定。昨年、市が待機児童の多い地区を対象に公募し調整を進めていたもので、4月1日開園の4園に続く形となる。
「今後も多面的な待機児童対策を」
事業所内保育事業は、企業などが社員の福利厚生を目的に設けるもの。定員には地域枠も含まれ、こども園などと共に、従来と異なる新型保育システムとして近年注目されている。
8月1日に「(仮称)おひさまキッズアカデミー」(高田5の4の36)、9月以降に「(仮称)湘南くすの木 けん」(松林3の4の6)が開園を予定している。
認定こども園は、教育・保育を一体的に行う、幼稚園と保育園の機能を併せ持つ施設。「3歳の壁」対策として小規模保育所以降の保育児の受け皿機能のほか、移行に大きな手間を要さない点などが注目されている。
2018年4月1日に「聖鳩幼稚園」(東海岸北3の10の4)、「湘南やまゆり幼稚園」(円蔵2の14の12)、「湘南やまゆり第二幼稚園」(円蔵2350)、「湘南マドカ幼稚園」(円蔵1の20の15)の4園が幼稚園型こども園に移行予定。
今年4月1日時点の市内の待機児童数は18人。待機児童は年度初めに減少し、以降年度末に向け段々と増加する傾向にあるという。同課は「待機児童はまだゼロではない。既存園でも定員を超えて受け入れてくれている園が半数以上。今回公表した園以外も整備中だが、安心・安全な子育てのまちづくりのため、今後も多面的に対策を進めたい」と話した。問い合わせは市保育課【電話】0467・82・1111へ。
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