こんにゃくのあく抜き工程
創業70年の食品製造・販売会社。日露戦争を経験した渡辺七五郎氏が一族復興をかけ立ち上げた事業をもとに、両親が茅ヶ崎で創業。現在は２代目・渡邊和利代表が想いを受け継ぐ。
看板商品は、「渡辺生いもこんにゃく」。弾力や風味などの美味しさもさることながら、国内唯一「セラミド含有」を謳えるなど業界で広く名を知られる。かながわブランド登録商品で、県内の学校給食でも提供され、小売店や数量限定で工場でも販売している。
原材料の日本在来種「和玉」は、味や香りに富むが、生産の難しさなどから品種改良品に圧されている。農家への種イモ無償提供など、県内普及に関する功績が認められ、県民功労者として渡邊代表が表彰を受けている。
こんにゃくを広めるため、食物繊維などの栄養価に早くから着目した同社。関係機関と連携し研究を重ね、辿り着いたのが、美肌成分セラミドを壊さずに製品化する独自製法だった。「作り方はわが社の重要機密事項」と渡邊代表は笑う。
こんにゃくやところてんのようなシンプルな食材は、工程や原材料の小さな変化も、味や品質に大きく作用する。「価格・味・品質、すべてに手を抜かず、これからもお客様の信頼に応える製品を目指したい」
品質にこだわり
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