茅ケ崎西浜高校3年の辻誠馬さんは9月、プロ志望届を提出。10月26日に行われたプロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)に臨んだが、最後まで各球団から指名されることはなかった。辻さんは卒業後、独立リーグへの挑戦を決めている。
今年のドラフト会議はコロナ対策として各球団は分かれた控え室に。コロナ禍の中、過去最多の374人がプロ志望届を出した。
誠馬さんは家族でテレビ中継を見守った。注目選手が次々と指名を受け、球団が選択を終えたとき、その中に誠馬さんの名前はなかった。「覚悟はしていた。でもプロの夢は諦めない」
兄の思い背負って
兄弟3人が野球漬けの辻一家。兄・翔也さんも2年前のドラフト会議で涙をのんだ。その後、社会人リーグに進んだ翔也さんは、怪我でプロの夢を断念。「後悔しないよう、できるところまで挑戦して欲しい」と弟の背中を押す。
その兄の思いを背負って、誠馬さんが目指すのはBCリーグ。トライアウトは11月8日と間近に迫る。誠馬さんは「今まで学んだことを活かして、難しい世界についていけるよう頑張るだけ。何年後かの自分を見てほしい」と前を向いた。
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