川村監督（前列右から5人目）、藤本伸也代表（同6人目）と新入団選手＝昨年12月（©Kanagawa Future Dreams）
藤沢市などを拠点に活動するプロ野球独立リーグ・ルートインＢＣリーグ「神奈川フューチャードリームス」が、新シーズンに向けて始動した。
神奈川ＦＤは２０２０年にＢＣリーグに参入。初代監督の鈴木尚典氏（49）のもと、東地区優勝（34勝17敗８分）の成績を収めリーグ優勝も達成し、史上初の新規参入球団初優勝を果たした。
連覇を掲げて挑んだ21年シーズンは、６月終了時点で８勝15敗２分。シーズン後半に巻き返すも、26勝25敗７分の東地区３位に終わった。
また、優勝とともに目標とする「ＮＰＢ（セ・パ両リーグを統括する日本野球機構）への選手輩出」についても、昨年10月のドラフトで神奈川ＦＤから指名された選手はいなかった。
迎えた22年シーズンは、元横浜ＤｅＮＡベイスターズ投手コーチの川村丈夫氏（49）を新監督に迎えた。
川村監督は本紙の取材に対して「現役時代の背番号16で、チームも自分も『挑戦』をキーワードに戦う」と語った。特に投手陣の強化を図る方針で、持ち味の攻撃面は荒波翔コーチ（35）や新キャプテンの東良暁選手（28）を中心にさらに強化していく。
新入団選手は18人。唯一の高卒選手となる高橋零選手（18・寒川高校）ら神奈川ゆかりの選手も多く、地元の若手をチーム再起の鍵としたいという。川村監督は「選手たちがＮＰＢ入りも果たすには、まず目の前の試合で勝利し、とにかく優勝を果たすこと」と意気込みを語った。キャンプインは３月10日、ＢＣリーグは４月９日開幕予定。
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