災害時に備え、障害のある子どもがいる家庭の「自助力向上」を目指そうと、茅ケ崎養護学校は9月13日、防災プロジェクト「防災展示フェスタ」を開催した。
昨年PTAが主催した企画をスケールアップしたもので、3回目となる今回は同校が主催。小川和豊教諭は「防災と共生は親和性が高い。防災を切り口に、地域住民や自治会、関係企業と顔が見える関係を築くとともに各家庭の自助力向上につながれば」と話す。
キッチンカーも集結
校庭には自動車ディーラーやハウスメーカーのほか、自動車部品メーカー、太陽光を用いた調理器具や発電機、キッチンカーなど、10の企業・団体が集結。各製品の展示やデモンストレーションを行った。そのほか、車椅子対応のワゴン車や、寝泊りができるキャンピングカーなどの自家用車を「動く避難所」に見立て避難行動につなげられることを啓発した。
各ブースを見学した児童生徒や保護者らは、座席を倒して寝心地を試したり、ワゴン車に車椅子で試乗したりと、居住性や利便性を体感。茅ヶ崎市自立支援協議会のメンバーで支援施設で働く女性は「利用者の家族から災害時の対応について相談を受けることが多い。今日見て体験したことを通じて、避難行動のひとつに自家用車があることや、自助力を高める装備がたくさんあることを伝えたい」と話した。
|
<PR>
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>