相模原は映画のまち実行委員会 出演者招き市民上映会 文化の拠点づくりに意欲
仁科亜季子さん撮影秘話語る
市内の任意団体「相模原は映画のまち」実行委員会は、2月21日(金)にあじさい会館(中央区富士見)で上映会を行う。3回目の今回は、上映作品に出演した俳優の仁科亜季子さんらを招き、トークショーを実施。今後も出演俳優を招くことで市民の関心を誘い、集客増をねらう。同団体では、市制60周年を記念した映画制作にも乗り出す構えだ。
同団体は市民に映画の楽しみ、面白さを知ってもらおうと、市内に本社を構える映画会社「リトルバード」(小池和洋代表取締役)の呼びかけで昨年10月に発足。賛同した民間企業らも加わり活動を行っている。リトルバードでは、これまで市内をロケ地とした映画制作などで映画普及を推進してきた。あじさい会館を会場に市民向けに企画した自主上映会では、同社が制作した4本の劇場映画をはじめ、市内にゆかりのあるものや選りすぐりの作品を上映。ファン獲得に向け、定期的に会を開いている。
会の普及と市民の映画への関心をより高めようと、今後は上映作品の出演俳優を招きトークショーを行うなど、集客増を図る。初回となる今回は、編集を手がけた淵野辺在住の金子尚樹さんの呼びかけで、出演した仁科亜季子さん=写真=が来場。4回目(4月予定)以降も出演俳優の来場で会を盛り上げる方針。映画鑑賞とともに、俳優らに撮影秘話などを披露してもらう。
映画によって相模原が脚光を浴びることで、相模原のシティセールスにも繋がることが期待される。上映会については、市も初回から後援となるなど活動に協力的な姿勢を見せている。
市制60周年映画制作も
市制60周年を迎える今年は、市内ロケを含む記念映画の制作も検討されている。そのためにも、同団体では仁科さんが来場する今回は試金石としており、上映会の普及に向けて今年度中に10回目の開催にこぎつけたい考え。集客増で、今後の弾みにしていくという。
発足から会に関わる尾作晃さんは「市内には文化的要素がたくさんある。がんばれ相模原ではないが、映画を通じてエールを送り、文化を育みたい」と展望を示した。小池さんは「地元から映画ファンを増やし、制作しやすい土壌を築きたい」と意気込みを見せた。
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