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区内在住高校3年生 大岩さん「総合馬術」で優勝 愛馬信じ 初出場初

教育

公開:2014年6月26日

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大岩さんとルップランド号(今大会/提供写真)
大岩さんとルップランド号(今大会/提供写真)

 第35回全日本ヤング/ジュニア総合馬術大会(公益社団法人日本馬術連盟主催)が5月16日から18日にかけて東京都世田谷区の日本中央競馬会馬事公苑で行われ、東淵野辺在住の高校3年生、大岩桃子さん(17/八王子乗馬倶楽部所属)=人物風土記で紹介=がジュニアライダー選手権で優勝を果たした。

「彼を勝たせてあげたかった」

 大岩さんは小学生の頃から馬術に勤しみ、現在は八王子市にある高等学校の馬術部に所属。同部は併設する同倶楽部(八王子市丹木町)のサポートにより活動が行われており、アトランタ(1996年)、シドニー(00年)と2度のオリンピック出場経験(総合馬術)のある細野茂之氏も指導にあたっている。インターハイへの出場経験も豊富だ(最高で準優勝)。

 今回大岩さんが出場した「総合馬術」は馬場馬術、クロスカントリー、そして障害飛越と3種の競技の合計により順位が決められる。3日間の実施で、人馬とも体力と精神力が必要とされる。そのため「総合」をこなせる選手は数が限られ、今大会にもジュニアの部(14〜18歳)のエントリーは大岩さんを含め5組のみだった。  

 クロスカントリー、障害飛越は減点法で得点が決まる。「規定時間の超過」「落馬」「逃避・拒否」などが減点対象となる。「しっかり走らせ、『1、2、3』でジャンプをさせるんです」(大岩さん)。馬のレベルが高いだけでは競技で勝てない。コントロールする選手の力も勝敗をわける。

 大会中、大岩さんは緊張から3日間ほとんど食事をとれなかったそう。

 1日目の馬場馬術は馬のきれいな形・姿勢が評価される。2日目は野外でのクロスカントリー。整備された箇所だけでなく、敷地内の様々なエリアがコースとなり、障害(110cm程度)をクリアしながらゴールをめざす。

 2日間終わった時点で大岩さんは暫定1位。しかし、3日目の障害飛越で、いきなり最初のバーに(馬が)足をひっかけて減点。焦る気持ちはあったが「馬を信じ続けました」。その後、2位の選手も障害減点とタイム減点があり、最終減点69・4で競技を終了。それに対し大岩さんは68・0。大会初出場で初の優勝を成し遂げた。

 「(騎乗した)ルップランド号も今まで優勝経験がなかったので、彼を勝たせてあげたかった」と愛馬への思いを話す。次の目標は12月に行われる高校生活最後の大会(関東高校自馬大会)での団体2連覇と個人優勝。「もう馬と離れられない。将来は馬にかかわる仕事をしていきたいです」と笑顔で話してくれた。

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