地域に伝わる踊りを披露 10月6日 いなりっこ開演
子どもたちが中心となって面をつけて踊る、三浦市指定重要無形民俗文化財「面神楽」の子ども版「いなりっこ・第41回発表会」が10月6日(日)、三浦市民ホール(うらり2階)で開催される。
開演は午後1時、終演は午後4時30分。入場は無料。三浦いなりっこ保存会主催。
「いなりっこ」は、農村の豊作、漁村の豊魚を祈願する信仰のひとつ「稲荷講」がなまった呼び名とされている。かつては、三崎の各地域で舞台を組み踊ったりして楽しむいなりっこが行われており、節分や初午の日には夜遅くまで、賑わいを見せていたといわれている。
社会情勢の変化とともに、全国的に民俗行事は衰退消滅するケースが増えている中「いなりっこの火は消すまい」と、保存を目指し昭和47年に「三浦いなりっこ保存会」が発足した。以降同保存会のメンバーは、海南神社に奉納されている「面神楽」の子ども版として保存、継承、指導に努めている。
今回の発表会では、約20人の子どもたちが約1カ月半に及ぶ練習の成果が披露される。
演目は、最初に演じられる神楽「国がため」(五穀豊穣と国家安康を祈願する舞)、大漁祈願の舞「恵比寿の舞」、竃の神・荒神様が里人に悪さをする邪神・山の神を退治する「湯立」、狐の舞「天狐の舞」、姫が持っていた宝玉を若い武士が悪者たちから取り返す「玉取り」、田畑を荒らしたり人を化かしたりする狐をわなを仕掛けて退治する「種まき」を予定している。
詳細・問合わせは市教育委員会生涯学習課【電話】046・882・1111
|
|
|
|
|
|