神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2016年3月25日 エリアトップへ

三浦臨海高アンサンブル部 4人で奏でる友情の音色

社会

公開:2016年3月25日

  • LINE
  • hatena
部員の(写真右から)庄司絢さん、森下千里さん、宮崎なつみさん、紺野麻菜さん
部員の(写真右から)庄司絢さん、森下千里さん、宮崎なつみさん、紺野麻菜さん

 県立三浦臨海高校アンサンブル部による「定期演奏会」が3月27日(日)、初声市民センターで催される。午後1時開場、1時30分開演。

 弦楽合奏を行う同部は、月曜〜金曜の放課後と土曜・祝日のほぼ毎日、練習を行っている。学内発表のほか、地域イベント出演や老人ホームの慰問など年間10回を超える公演をこなす。13年には、ボランティアや地域貢献活動をした県立学校のクラブなどに贈られる県教育委員会表彰を受賞。日々の膨大な練習量に裏打ちされた技術力にも定評がある。

 しかし、今年度は「アンサンブル」の根幹を揺るがす危機に直面した。部員数の急減だ。昨年4月以降、3年生の紺野麻菜さん(チェロ)、庄司絢さん(ビオラ)、宮崎なつみさん(バイオリン)と2年生の森下千里さん(コントラバス)の4人で活動。演奏会では顧問、卒業生、同校元教員などサポートメンバーが加わることで維持してきたという。

 頼りだった上級生が抜け、自分自身の音が合奏の良し悪しに直結してしまうプレッシャーのなかで、精神的支柱となったのは気心の知れたメンバーの絆と部への愛着だった。楽器未経験者ながら、同部に憧れて入学を決めたという宮崎さんや、「嬉しかったことよりつらいことの方が多かったが、辞めたいと思ったことはない」と話す庄司さん。全員が目の前の1曲と向き合い、楽しむ気持ちを忘れなかった。これには顧問の森脇陽介教諭も、「厳しい練習や難しい曲にも弱音を吐かなかった」と舌を巻く。

 明後日の定期演奏会は、このメンバーでは最後の公演。3年生はすでに今月19日に卒業式を終え、唯一の2年生部員・森下さんに次のバトンが託されている。苦楽を共にしてきた仲間との集大成。「たくさんの人に聴いてもらえたら」と4人。

 曲目はカノン・アメイジング グレース・春よ、来いなど。入場無料。詳細は同校【電話】046・889・1771

三浦版のローカルニュース最新6

シンボルの由来

記者の目キラリ

シンボルの由来

〜城ヶ島エリアの巻〜

4月26日

「かなライド」出発

「かなライド」出発

8カ月間の実証実験開始

4月26日

正しい日本語、身につけて

正しい日本語、身につけて

ボラ団体 外国籍の人に学習支援

4月26日

「食の神」に感謝

三崎海南神社

「食の神」に感謝

華麗な包丁さばき披露

4月26日

城ヶ島西部地区温泉旅館が着工

城ヶ島西部地区温泉旅館が着工

来秋の完成目指す

4月26日

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会 出展者募集

4月26日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook