三浦市民の健康を脅かす悪者から平和で豊かな暮らしを守れ――。「我ら、健康戦隊ミウレンジャー」
額にMIURAの文字が輝く赤・青・緑・黄・桃の5戦隊。健康意識の啓発という特別な使命を持ったヒーロー、その名も「ミウレンジャー」がこのたび誕生した。発案者の三浦市社会福祉協議会常務理事の佐藤千徳さんは、「大人から子どもまで楽しみながら健康について考えるきっかけになれば」と着想に至った経緯を話す。
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チームを率いるのは食事療法中の減塩レッド、リーダーを諌める冷静沈着な禁煙ブルー、健康志向の青汁グリーン、ストイックな禁欲イエロー、紅一点の禁酒ピンク。そして、宿敵は暴飲と暴食を子分に持ち、人の食べ物を横取りしてしまう少々メタボ気味な「悪玉コレステラー」と、大人にはどこか懐かしい風貌と個性豊かなキャラクターが親しみやすく、見た人の頬が思わず緩む。
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同社協では、県が認証する健康づくりの情報提供拠点である未病センターを今年2月に開設。市内各所で健康体操サロンや認知症カフェを開くなど積極的に健康増進活動に取り組んでいるが、それらはおもに高齢者を対象としたもので、さらに幅広い年代への喚起ができるようにとの思いが込められている。
ミウレンジャーは7月9日(日)に総合福祉センターで開かれる「地域を繋ぐ はつらつフェスタ」内イベント(午前10時50分頃から)に初めて登場するほか、今後は要望に応じて幼稚園や保育園、小学校などへも出張。子どもを対象とした啓発活動も視野に入れている。「たとえば虫歯をテーマに、歯を失うことの怖さや磨くことの大切さを学ぶ機会を作れたら」と佐藤さんは将来像を描く。減塩レッドも「市民の健康を守るため、力を合わせて頑張りたい」とお披露目に向けて早くも意欲満々の様子で、今後の活躍を誓った。
この三浦に不健康な生活を送る人がいるかぎり、ミウレンジャーの戦いは続く―。
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