平塚に降る涙雨 ライバルに痛い敗戦
今季初出場の田原
勝ち点１差で３位につける栃木との一戦。試合前には湘南サポーターがボードを掲げ、スタジアムを鮮やかな黄緑に染めるコレオグラフィーを演出。上位決戦の雰囲気を盛り上げる。
だが、この日の湘南は立ち上がりからピリッとしない。連携がうまくいかず、パスが繋がっても栃木のＤＦ陣の寄せが早く前を向かせてもらえない状況が続く。
一方、栃木は今季の勢いが本物であることを証明するかのように、スピードに乗り、常に前を目指す攻撃的なサッカーを展開。そして前半12分、一度はＧＫ西部が弾くも、こぼれ球を押し込まれて先制を許す。
前半はシュート２本で終わるも、後半に入ると攻撃が活性化。勢いを取り戻し、同点、逆転のゴールをも期待させる。しかし69分、一瞬の隙から追加点を奪われると万事休す。昇格ライバルに手痛い敗戦を喫した。
この試合で数少ない収穫といえば今季初出場で、チャンスを活かそうという気持ちが全面に表れたプレーを披露した田原。結果は残せなかったが、シュート４本を放ちＪ１昇格を果たした一昨季のような、ワイルドで荒々しい男が戻ってきた。
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