二高（にのこう）生が出前コンサート 介護施設へ吹奏楽部
高齢者へ演奏を披露する吹奏楽部の部員
県立二宮高校（三橋史朗校長・生徒数８３５人）の吹奏楽部が24日、二宮町川匂にある在宅総合センターはなの杜（高部茂紀施設長）を訪問し、出前コンサートを行った。同センターでデイサービスなどを利用している高齢者へ向けた音楽のプレゼント。部員たちが選曲した日本の民謡と美空ひばりの曲のメドレー、「３６５歩のマーチ」「仰げば尊し」などを息の合ったハーモニーで披露した。メロディに乗って詞を口ずさむお年寄りもいて、アンコールを期待する盛んな拍手に部員が応えた。
最前列で聴いていた男性は「生の演奏を聴くのは久しぶり。みんなとても上手だね」。同校の近くに住んでいるという女性は「若い頃の思い出がよみがえり、思わず涙が出てしまった」と感激した様子だった。
部長の野口瑠美さん（２年）は「とても喜んでくれて私たちも感動した。オファーがあれば、また演奏しに来たい」と笑顔で話していた。
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