西湘BP復旧工事ブロック 漁場づくりに再利用
2007年の台風7号で崩落した、西湘バイパスの復旧工事で使用された大量の消波ブロックが小田原沿岸の漁場づくりに再利用された。小田原市漁業協同組合の要請にネクスコ中日本(株)が応えて実現した。
市漁協は「ブロックが役目を終えたら漁業者に提供してほしい」と西湘バイパスを管理運営するネクスコ中日本(株)に求めていた。同社が要請に応じ、魚のすみかである漁礁造りが実現した。
漁礁整備は、16tブロックを前川エリアに180個(イセエビなど対象)、国府津エリアに180個(同)、南町エリアに590個(イナダ、ブリなど回遊魚対象)などの合計1500個。
市漁協ではすでにアワビやサザエの稚貝を放流しており、「早ければ秋には漁場になるのでは」と期待。また、県水産技術センター相模湾試験場は「今回使用しているコンクリートは海につかりアク抜きされているので、魚が集まりやすい。潜水調査の結果、もう魚がついている」と話している。
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