往時の景観を再現 旧吉田邸が部分開園
県立大磯城山公園の拡大区域として県が整備を進めてきた旧吉田茂邸地区約2・9haのうち約1・8haが9月22日、部分開園した。開園に先立ち、吉川伸治副知事と古澤時衛県議会議長、中崎久雄大磯町長らが出席して式典があり、修復された兜門の前でテープカットを行った。
正午前に一般開園すると続々と大勢の人が訪れ、大磯ガイドボランティア協会会員の案内で園内散策を楽しんだ。箏と尺八の演奏や野点、地場産品の販売といったイベントも実施された。
公園整備では吉田茂が存命していた1966年当時の景観を再現。築山や橋、名石を配した池泉回遊式の日本庭園、バラ園、竹林がよみがえった。管理休憩棟と駐車場、バリアフリーの園路が新たに設けられた。
海老名市から来た女性は「日本庭園に大きなヤシの木があり、とても広くて素晴らしい」と話した。
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