二宮高校家庭科部の生徒10人が12日、二宮小学校内の二宮学童コミュニティクラブで食育劇を披露した。
野菜が嫌いでお菓子ばかり食べている女の子の夢に、二宮の特産品でもあるしいたけとオリーブ、しらす、みかん、落花生、玉ねぎの妖精が登場。それぞれのおいしい調理方法や栄養価を伝えることで、女の子が偏食を克服する物語を演じた。
部長の幡谷優碧(ゆずみ)さん(2年)が脚本を考え、1・2年生の部員が手作りの被り物をして妖精役に挑戦した。ヒロインと妖精のやり取りに、集まった60人ほどの児童は歓声を上げながら見入っていた。物語を復習できるクイズも出題し、最後は生徒が作った落花生クッキーをプレゼント。しらすトーストなどのオリジナルレシピ集も手渡した。
鑑賞した3年生の佐々木禮(れい)ちゃんは「たまねぎが嫌いだけど、これからは頑張って食べる」と笑顔で話していた。家庭科部の生徒は「子どもたちが楽しんでくれて良かった。絵や言葉で説明するよりも、動きのある演劇にすることで共感してもらえたと思う」と振り返った。
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