中井町は2017年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度対比2・8%増の37億4800万円。
第六次総合計画に基づき、前期基本計画重点プランの推進に向けた積極的な投資を行い、町民サービスの質の向上を図るための予算を編んだ。人口減少の克服を最重要課題に位置付け、町の将来像「一人ひとりが主役 魅力育む 里都(さと)まち♡なかい」の実現に取り組む。
にぎわいをもたらす拠点づくりとして、インターチェンジ周辺や役場周辺の土地利用などに5057万円を計上した。子育て支援策では、助産師を配置して産前・産後の母子をサポートする「なかい版ネウボラ」を導入するほか、妊婦健診費の助成を3万円上乗せして県下で最も手厚い10万5千円に拡充する。
定住促進には、空き家を取得して町外から移り住む子育て世帯と若年世帯に最大100万円の住宅改修費補助を行う。防災行政無線デジタル化や消防装備の充実など防災対策に3億873万円を盛り込んだ。
歳入の柱である町税は前年度より約4千万円減の24億2264万円を見込む。前年度ゼロだった町債は1億2350万円を充てる。
目的別歳出では、なかいこども園費を教育費から移し替えた民生費、商工費、土木費、消防費が増額。農林水産業費と教育費、公債費などが減額となった。
一般会計に4つの特別会計と水道事業会計を合わせた総予算は前年度比0・3%減の69億7136万円。
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