彫刻やオブジェ、工芸、生け花などの作品を一堂に集めた公募展「おおいそ野外アート2017」が、大磯城山公園旧吉田茂邸地区で開催されている。
吉田茂元首相が世界的な造園家の中島健に設計させた日本庭園の散策路や石垣、心字池の周囲などに作品を設置。入館者が早くも1万人を超えた旧吉田邸の盛況ぶりとあいまって、大勢の来園者が庭園散策と芸術鑑賞を楽しんでいる。
青い陶片を球体に貼り合わせた作品や縄文のビーナス像、盆栽、竹林に白い波を表した空間芸術などのほか、庭の主であった昭和の宰相に思いを馳せた胸像や下駄といった作品も並ぶ。
「アートを取り入れることで庭園の魅力をさらに感じてもらいたい」と、旧吉田邸の再建を記念して実行委員会が2年ぶりに企画した。2回目の展覧会には地元や都内などからプロ・アマの野外作品38点と絵画14点が出品された。
21日(日)まで展示。入園無料。旧吉田茂邸は観覧料一般500円。問い合わせは大磯城山公園管理事務所【電話】0463・61・0355。
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