東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の写真館経営・佐藤信一さんを招いた防災講演会が、11月25日に大磯中学校の体育館で開かれた。
佐藤さんは、震災直後から被災状況や復興への道のりをカメラに収め続けている。講演会では300枚に及ぶ写真を紹介しながら、津波の恐ろしさや避難所での生活などを振り返った。
町が指定していた津波避難所にも津波が押し寄せたことや、避難を呼びかける防災無線の想定をはるかに超える22メートルの津波が到達したことなどを通して、「自然の力は人間の英知を超える。(防災体制を)過信せず、家族や地域の人と話し合って自分たちにできることを考えてほしい」と訴えた。
講演会を主催した大磯町災害救援ボランティアの会の新見紀雄会長は「大震災が大磯でも起こりうる問題だということを自覚してもらい、自主防災のネットワークを強めるきっかけにしたい」と話した。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|