星槎国際高校湘南=大磯町=の女子サッカー部が、全国高校総合体育大会(インターハイ)で3位入賞を果たした。昨年に続く2度目のインターハイ挑戦で、全国制覇にあと一歩まで迫った。
サッカー競技女子の試合は宮城県で7月31日から8月4日まで行われ、16チームが頂点を競った。星槎は1回戦の桜の聖母高校=福島県=を5対0で圧倒。地元宮城の常盤木学園戦は2対2で迎えたPK戦を4対3で制し、準決勝へ駒を進めた。
相手は昨年の王者、藤枝順心=静岡県=。前半4分に先制点を奪われると、失点を重ねて0対5で敗れたが、前回のベスト8を上回る成績を収めた。
「藤枝は勝負に対する意識の強さが上だった」と、キャプテンでU―19日本代表の宮澤ひなたさんは振り返る。全国3位は新たな一歩といい「この結果に満足することなく、レベルアップした星槎で冬の全日本高校選手権大会に臨みたい」とさらなる意欲を示す。
「ベスト4に入ったことはすごく嬉しい」。U―16日本代表の加藤ももさんと渋谷巴菜さんは喜びと同時に「日本一を取りたかった」と悔しさをにじませた。3年生のMF百瀬碧依(あおい)さんは「最後の試合は相手に押し込まれ、自陣でのプレーが多かった」。高校選手権出場を目標に、足のけがの回復に専念しながら後輩へのアドバイスや上半身のトレーニングなどに努める。
柄澤俊介監督は「(準決勝は)重いピッチに慣れず、立ち上がりから緩く入ってしまった」と悔やむが、「優勝を狙うチームを相手に、3位という結果は評価できる」と選手の健闘を称えた。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|