登山道を走り抜ける競技「トレイルラン」。その世界最高峰と呼ばれる大会「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」に秦野市今泉在住の下田栄次さん(35)が今年初挑戦する。
同大会はフランス・イタリア・スイスにまたがる標高3000m弱の山岳地帯で8月末に開催される。むき出しの岩や雪原などの悪路を168Km走る過酷なレースで、完走する選手は例年全体の50%未満。トップクラスの選手でも走破に24時間以上かかるという。
下田さんはこれまで国内レースに30回以上出場してきた。4月に出場した世界選手権「ウルトラトレイル・マウントフジ」(全170Km)では完走を果たし、世界最高峰への参加資格を獲得した。「走りながら、自分が人に支えられ、生かされていることへの感謝の気持ちでいっぱいになった」と下田さんはレース中の心境を振り返る。
本職は理学療法士。震災後には、仲間たちと被災地でリハビリ支援活動も行ってきた。そうした経験の中で「心身をもっと鍛えたい」という想いが膨らみ、より負荷の大きなレースに出るようになったという。
現在は、8月の大会に向けてトレーニングを積む日々を送る。毎月合計400Km走り込み、4カ月間で約20kg減量。体脂肪率8%まで体を鍛え上げてきた。「せっかくの機会なので、完走を目指したい」と下田さんは意気込みを語る。
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