秦野市立東小学校で12月18日、秦野市弥生町出身の落語家春風亭一左さん(35)を招き4年生対象の「落語を聴く会」が開かれた。
ほとんどの児童が生で落語を聞くのは初体験で、視聴覚室に設けた高座に一左さんが登場すると児童たちは興味津々。
一左さんは最初に、落語の成り立ちや登場人物の特徴、小話などについて説明し、軽妙な語り口で次々と児童たちの笑いを誘った。
続いて、扇子を箸のように持ちそばをすすったり、手ぬぐいを焼き芋にみたてて食べたりする身振りを実演。希望した児童を高座にあげて、「目線が大事だよ」「それじゃあ、そばがこぼれちゃうよ」などとアドバイス。友だちがみせる熱演に教室は笑いに包まれた。
最後に小学生にも分かりやすいという古典落語「牛ほめ」を披露し、児童から大きな拍手が送られた。
児童たちは「そばを食べる真似はかんたんだと思っていたけれど、音を出すのが難しかった。面白かった」と目を輝かせていた。
一左さんは、「地元の子どもたちの前で落語ができたのは嬉しい。一人でも興味をもってくれたらいいですね」と話した。
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