新しい住職が寺に入り就任する儀式「晋山式」。曽屋にある曹洞宗の寺院、井宮山大用寺で11月3日、船越寿光(じゅこう)さん(52)=人物風土記で紹介=の新住職就任の晋山式が行われた。
6年前に父親である先代の良光住職が他界後、跡を継ぎ同寺の住職となった寿光さん。規模の大きな式のため準備に時間をかけ、先代の七回忌と母親の三回忌にあたる今年、式前日の法要とともに開催した。
当日は住職に縁のある僧侶約90人が、全国各地からお祝いのため足を運んだ。午前8時、新住職が身支度を整える場所「安下処(あんげしょ)」である護寺会の深石純一会長宅から、迎えに来た檀信徒役員やお稚児さんと共に同寺へ出発。総勢約100人が列をなして進行した。寺に着くと太鼓の音が響きわたる中、迎えの僧侶に先導されて本堂に上殿。その後心境を表す法語を唱えるなどして、就任の儀式が厳かに行われた。
寿光さんは「檀信徒の皆様と協力して、大用寺の法燈を守り興隆に努めて参ります」と挨拶。国家昌平や檀信徒各家の繁栄を祈念するとともに、自身の精進を誓った。
同日には、長男である晃玄(こうげん)さん(22)が、同寺の修行僧のリーダーとして認められる儀式「首座法戦式(しゅそほっせんしき)」も開催。住職の代わりに説法することが許され、若い僧侶たちと「珍重!」「万歳(ばんぜい)!」など法戦の名の通り激しい問答が繰り広げられた。
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